高齢者の方で「新しい家を購入して住み替えたい」「リフォームしたい」と検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし一般的な住宅ローンは、申し込み時の年齢に制限があるため、「不動産を売却して資金をつくらなければ」と考える方が多いでしょう。
今回ご紹介する「リバースモーゲージ」は、住んでいる家を手放すことなく融資を受けられるシニア向けのローンです。
ゆとりある生活を送るために、ぜひ参考にしてくださいね。
リバースモーゲージとは不動産を担保にするシニア向けのローン！
リバースモーゲージとは、不動産を担保にして融資を受けるシニア向けのローンです。
金額を決めてまとめて借りることもできますし、毎月借り入れることもできます。
返済は利息のみで、元金は契約者が亡くなったあとに、担保となっている不動産を売却して一括返済する仕組みです。
金融機関にもよりますが、申し込める年齢を55歳からに設定している商品が多いようで、老後の生活資金として利用できます。
また住み替えのために不動産を購入したい高齢者の方には、リバースモーゲージ型の住宅ローンがおすすめですよ。
不動産を担保にして融資を受けるリバースモーゲージのメリットとは？
リバースモーゲージにはメリットとデメリットがありますから、利用する際には両方を知ったうえで検討してくださいね。
メリットとしては、次のようなことがあげられます。
●月々の返済の負担が軽く済む
●自宅に住み続けられる
●相続の問題で悩まなくてもよい
まず月々の返済が利息だけという点と、自宅に住み続けながら利用できる点が大きなメリットです。
返済の負担が軽く済むので、住宅ローンの返済が残っている方の借り換えにも利用されていますよ。
また最後には不動産を売却しますから、相続人がいない方や、相続に関するもめごとを避けたい場合にもおすすめです。
不動産を担保にして融資を受けるリバースモーゲージのデメリットとは？
続いてデメリットもいくつかお伝えしますね。
●借りすぎてしまう可能性がある
●金利変動の影響を受ける
●不動産の価値に応じて限度額が見直される
リバースモーゲージの契約期間は、一般的に契約者が亡くなるまでに設定されているので、長生きすれば契約期間も長くなり借りすぎてしまう可能性があります。
また金利は変動タイプのみなので、世の中の金利変動の影響を受ける点もデメリットになるでしょう。
さらに不動産の価値が下がると、融資限度額も見直されることを頭に入れておいてくださいね。
まとめ
リバースモーゲージは、不動産を担保にしてそのまま住み続けながら、融資を受けられるシニア向けのローンです。
生活資金が足りない、またいざというときのために資金を残しておきたいなど、さまざまな理由で利用する人が増えています。
住み替えのために新しい不動産を購入しようと考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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